オーディオ商品

ステレオ・プリメインアンプ RSA-F1

<生産完了品>

“自然の音”をそのままに“表現”。
オーディオの存在を忘れてしまう感動をお届けします。

音楽を愛する人に、今までにない感動を伝えたい!
リアルサウンド・アンプ RSA-F1は、真空管アンプの自然で美しい音色と、半導体アンプの駆動力をあわせ持つ、新次元の高音質・高性能PWM方式を採用しました。
演奏会場そのままの音、楽器そのものの音、アーティストの息づかい、
そんなリアルな音がもたらす、本物の音楽の感動をどうぞお楽しみください。

主な特長

1.最新の高精度PWMスイッチングデバイスによる基本性能の高いパワーアンプ部

PWMスイッチングアンプの基本性能の良否は、「いかに精度の高いPWM(パルス幅変調)スイッチングを実現できるか」にかかっています。RSA-F1では、パワー段に新開発のパワーMOS FETを採用し、これにより、ノイズ発生が少なく高精度な理想的スイッチングを実現しました。またドライバー段には高耐圧で時間軸制御に優れたドライバーICを採用、パワー段のMOS FETの特長を最大限に引き出します。
高域においては、従来のPWMスイッチング方式にありがちだったノイズ感を大幅に改善しました。
さらに中低域においても、高いドライブ能力による良好なダンピング特性を実現し、どのような低能率のスピーカーでも躍動感あふれるダイナミックなサウンドで鳴らし切ります。

2.高音質を支える電源供給能力の高い電源部

RSA-F1は電源の利用効率が最大出力時96%と高能率なため、電源供給能力や電源の質の良否がそのまま音質に直結します。RSA-F1では、この高い電源効率を生かしきる方法として、あえて最も古典的、かつ最小のパーツによるアナログ電源、コンデンサーインプット型のブリッジ整流による±電源を採用しました。

  • トランスには、大容量の「Rコアトランス」を採用。不要な漏洩磁束が極小で、瞬間的な大電流に対する応答性も高く、ハイスピードで立ち上がりの良いサウンドを実現しました。
  • 整流器には、業務用電力変換機器などに採用され始めた最新の高耐圧・大電流用「ウルトラファースト・ソフトリカバリー・ダイオード」を採用。音質に悪影響を与えるダイオードの整流ノイズを最小限に抑え、クリーンで全帯域に渡るパワフルなサウンドを得ています。
  • 電源部のコンデンサーには、国内ケミコンメーカーとの共同開発による、これまでのケミコンの枠を超えたオーディオ専用電解コンデンサーを採用。また中高域のESR(等価直流抵抗)の更なる改善のため、高耐圧の信号用として最高品質のコンデンサーを並列に接続することで、中高域から超低域に渡るバランスの取れた滑らかで美しいサウンドに仕上げました。

PWMスイッチングデバイスの電源効率

ウルトラファースト・ソフトリカバリー・ダイオード

オーディオ専用電解コンデンサー

3.アンプ最終段で音質を決定づけるローパスフィルター

特注コンデンサー

アンプの最終段でPWMの搬送波(約400KHz)を除去し、アナログ出力のみを取り出すのがローパスフィルターの役割ですが、特に中高域から中域に至る音質はこのローパスフィルターによって決定されると言っても過言ではありません。トロイダルコイルとコンデンサーだけのシンプルな回路ですが、個々のパーツの持つ個性によって最終的なアンプの音質が大きく左右されます。
特にコンデンサーは、その誘電体箔の鳴きの音色がそのままアンプの音色に反映しますが、RSA-F1では、徹底した試聴の繰り返しにより、高周波特性と対環境信頼性に優れ、聴感にも優しい自然素材に近いコンデンサーを採用しました。これらのコンデンサーはかつての真空管全盛期のメインパーツで、入手に多くの困難がありましたが、RSA-F1では、米国の航空宇宙産業を支える部品メーカーにカスタムで製造を依頼した、MIL規格、RoHS対応の特注パーツをふんだんに使用しています。

4.楽器のような豊かな響きを実現する木材ベース・シャーシとインシュレーター

共同開発:オークヴィレッジ株式会社

オーディオアンプにおいて、剛性の高すぎる筺体はサウンド的にも圧迫感があり、伸びやかな音色を発揮できない事が経験的に分かっています。RSA-F1では、オーデ ィオアンプとしては珍しい試みですが、スプルース材の木製ベース・シャーシを採用し、さらにカエデとヒッコリーのハイブリッド材をインシュレーターとしました。 なお、この木製ベース・シャーシとインシュレーターは、オークヴィレッジ株式会社(岐阜県高山市)との共同開発によるものです。

  • アンダーベースには、オーストリア産のジャーマン・スプルースによるソリッド積層パネルをアンダーベースに使用しました。スプルース材は、古くからヴァイオリン、チ ェロ、ギター等弦楽器の甲板やピアノの響板に用いられ、振動の伝達スピードの速さと適度な減衰性を併せ持つ、響きの美しい素材として知られています。剛性の高い鋼 板シャーシとこの素材を複合させる事で、聴き心地の良い豊かな音楽性を再現します。
  • インシュレーターは、北海道産のイタヤカエデと北米産のヒッコリーの無垢材を組み合わせたハイブリッド仕様のものを3本使用しています。カエデ材は、スプルース材と組み合わせて弦楽器の横板や裏板などに使用される、強度に優れた素材です。ヒッコリー材は、ドラムのスティックなどにも使われていることでも解るように、硬度が高く、衝撃吸収力が強い木材です。
    このカエデ材とヒッコリー材を組み合わせたインシュレーターにより、スプルース材の振動を適度に抑制し、その音楽性を堅固に支えます。
5.電磁シールドを徹底した内部構造

オーディオ機器の内部は、電源部やその他の回路部分から発生する高周波の電磁波が相互に影響を及ぼしあっており、従来の電気的なアース回りの検討だけでは音質対策は不十分です。RSA-F1の開発にあたっては特にこの点にも注力し、電源トランス部、パワーアンプ部、ローパスフィルター部にそれぞれ特殊な鋼板製のシールドケースを被せ、電磁的な相互干渉を遮断しました。さらにシャーシ内部全面に最新の電磁波吸収塗料を焼き付け、アンプ内部のクリーンな電磁空間を確保しました。これらの徹底した電磁シールドは、RSA-F1の純度の高い音、輪郭が明確で音楽性の高い中低域に寄与しています。

6.随所に高品質パーツを採用。

RSA-F1では、ロック機構付きの大容量のパワースイッチ、良好なフィーリングと高い信頼性を誇るセレクターやボリューム、更に無垢の純銅による高剛性スピーカー端子など、高音質にふさわしいパーツを採用、長期間に渡ってご愛用いただけるよう配慮しました。

誤操作を防ぐロック付きパワースイッチ

純銅・高剛性スピーカー端子

ブロックダイアグラム


主な仕様

アンプ部
最大出力 60W×2(8Ω)、80W×2(6Ω)、120W×2(4Ω)
周波数特性 10Hz~30kHz±1dB(6Ω、1W)
高調波歪率 0.02%(1kHz、80%出力時)
入力感度・利得 300mVrms、37.3dB (Volume MAX時、6Ω、1KHz、アンバランス)
ライン入力端子 XLR入力:1系統
RCA入力 : 3系統
スピーカー端子 1系統
電源部・その他
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 無信号時15W、最大出力時 215W (8Ω、100Hz)
外形寸法 450mm(幅)×130mm(高さ)×422mm(奥行)
質量 20.0kg

パワーアンプとしての使用について

RSA-F1は、セレクターとボリュームのみを内蔵した極めてシンプルな構成のプリメインアンプですが、お手持ちのプリアンプやAVアンプのプリアウトを入力して頂く事で、パワーアンプとして使用する事もできます。その際は、お使いになるプリアンプを通常のボリューム位置で使用できるように、RSA-F1のボリュームのレベルを調整します。
なおRSA-F1は、高精度かつ広大なダイナミックレンジと高音質を誇る米国製の電子ボリュームを採用しており、パワーアンプとして使用する際の音質劣化を皆無としています。

リモコンについて

リモコン接続用外部入力端子に別売のリモコンRSR-1,RSR-3を接続可能です。

RSR-1

SPECアンプ専用リモコン

リモートコントロールユニット(左)とリモートコントロール受信機(右)

RSR-3 <生産完了品>

SPECアンプ専用リモコン(木製ケース仕様)

リモートコントロールユニット(左)とリモートコントロール受信機(右)

アンプの背面端子にリモートコントロール受信機を接続し、リモートコントロールユニットで操作します。アンプ本体で設定した音量に対して、上方向4段階、下方向7段階、およそ±10dBの音量コントロールが可能です。またアッテネートボタンにより、瞬間的に-20dB~-30dBの音量を下げることができます。

主な仕様

リモートコントロールユニット
外形寸法 42mm×130mm×16mm
重量 151g
付属品 単4型電池×2
リモートコントロール受信機
外形寸法 75mm×135mm×25mm (RSR-1)
95mm×150mm×40mm (RSR-3)
重量 135g (RSR-1) 
266g (RSR-3)
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